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尾行の基本REPORT #8

◆尾行の基本



尾行方法は、「徒歩」「自転車」「バイク」「車」と大きく分けて4つの方法があります。



調査対象者の移動手段によって、尾行方法は変化します。
其々に細かな注意点はありますが、基本的な考え方は共通しています。
『#4【失尾】と【発覚】』でも説明させていただきました
6つのポイントが大切になります。



★大切な6つのポイント
ポイント@ 調査対象者の視界に入らない。
ポイントA 調査対象者を視界から外さない。
ポイントB 先入観を持たない。
ポイントC 調査対象者の動きを先読みする。
ポイントD 常に冷静でいること。
ポイントE 常に多数派でいること。



しかし、6つのポイントを完璧にこなしていると調査は困難になります。
その時その時で大切なポイントの優先順位を決め、判断しながら調査にあたらなければいけません。



調査対象者の視界に入らないと尾行が出来ない時もあれば、調査対象者を視界から外すことで、調査が安全に行える場合もあります。目的は6つのポイントを守ることではなく、調査を確実に成功させること。証拠を確実に入手することであることを忘れてはいけません。



6つのポイントを基本と考え、基本をしっかりと身につけ、実際の調査現場では、機転を利かし、柔軟に対応できるようにしておくことが必要です。
基本が身についていないと、実際の調査現場で判断を誤ることになります。
これではプロの探偵とはいえません。



では、どうすれば基本を身につけることが出来るのか。
練習あるのみです。
友人、知人、家族、同僚の助けをかり、ひたすら尾行の練習をするしかありません。
調査対象者、場所、日、時間が変われば、尾行方法も毎回変わります。
100回の練習をすれば、100通りの尾行方法になります。
1000回の練習をすれば、1000通りの尾行を経験できます。
10000回なら10000通り。
尾行の経験を積めば積むほど成長できます。
ただし、本調査を練習にしてはいけません。ご依頼者様に失礼です。
練習は、わざわざ人の協力を得て、時間を作って、行うから価値があるのです。
プロだからこそ努力をしましょう。



「徒歩」「自転車」「バイク」「車」の尾行方法については、改めて詳しくご紹介させていただきます。