本文へスキップ

探偵ラボは、探偵に関する情報発信サイトです。

面取りとはREPORT #6

◆面取りとは



面取りとは、調査対象者の顔を確実に間違いなく認識する行為のことをいいます。
面=顔のことです。
この面取りに失敗すると、全くの別人を追うことになり、誰の為の何の調査かわからなくなります。面取りに失敗し、別人を尾行したとご依頼者様にご報告をすれば、もう二度と依頼はしてくれなくなります。面取りはとても大切な行動なのです。



面取りは大切な行動である反面、とてもリスクを伴う行動でもあります。
調査対象者の面=顔を確認するのですから、顔が見える場所に調査員はいなくてはいけません。ご依頼者様から「この写真があれば直ぐにわかるでしょう」と言われますが、よっぽどの特徴が無い限り、初見で写真の人物を確実に特定することは難しいことなのです。もちろん中には簡単に確認できるケースもありますが、稀です。これは、これまでに経験してきたことから言えることで、経験のない方からすると信じられないかもしれません。
世の中には似ている人が星の数ほどいます。同じ地域に、同じ町内に、同じマンションに。
また、人は髪形・服装を変えれば、印象が大きく変わります。ご依頼者様からお預かりした写真からは印象をつかむことはできません。もっと言えば、マスクやメガネをした調査対象者が出てくると、もう別人にしか見えない時もあります。そんな時でも面取りをしないと調査が出来ません。



では、どのように面取りをするのか?
テレビドラマでよくあるような車の中から一眼レフカメラで撮影して、「よし、間違いない。これで良し。」ではありません。前述しましたように、マスクやメガネをして出てきた調査対象者は、この方法では面取りができません。この場合だと調査対象者と1mほどの距離まで近づき面取りを行います。それでも確認が出来ない時は話しかけます。話しかける内容は怪しまれない内容にしなくてはいけません。



無事に面取りが出来た後、早速尾行を・・・。
といきたいところですが、これはできれば避けたいと考えます。
面取りは事前調査で行うのが理想です。
面取りができたということは、調査対象者の視界に一度でも入ったことになります。
できれば、その日の調査は終了し、別日に本調査を行うことが望ましいでしょう。



事前調査では、面取り後、調査対象者の後ろ姿や歩き方、癖を撮影(記録)します。
探偵は調査中、調査対象者の顔よりも後ろ姿を追いかけていきます。
後ろ姿、歩き方で調査対象者を見分けることが出来なければいけません。



面取りができない探偵は探偵失格なのです。